2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

責任ある市民としてプロ意識を持つ(9)

NPO

■協働のまちづくりの課題 協働のまちづくりはまだ始まったばかりです。その総論としての有効性は自明の理とされながら、実際に行うには困難が伴います。協働のまちづくり先進県である三重は住民参画チームを設け、他県に先駆けて、県の公共資本整備を協働で…

責任ある市民としてプロ意識を持つ(8)

NPO

■行政に必要な新しいリーダーシップ 協働のまちづくりにおいて、「新しい公」を切り盛りしてゆくために、公共性の高い立場からまちに関わる行政職員は、仕事をしてゆくときに、プロ市民の手本として、まったく発想を転換して新しいリーダーシップを発揮する…

責任ある市民としてプロ意識を持つ(7)

NPO

■住民の責任意識とNPO 協働のまちづくりにおいては、住民にも意識改革が求められます。今までのように「おかみ」に頼り、時に無責任に流れやすい批判のための批判ではなく、責任を持ってまちに関わることが求められるのです。そして、地域に根ざした既存の団…

責任ある市民としてプロ意識を持つ(6)

NPO

■行政職員に求められるもの 協働のまちづくりにおいては、まず行政職員に、意識改革が必要になります。それは、行政マンである前にひとりの住民であるという「公」の意識からはじめることです。ひとりの住民として、そしてプロ市民として、責任を持って自ら…

責任ある市民としてプロ意識を持つ(5)

NPO

■なぜ、今、協働、なのか 住民の望んでいるものを、つきつめて言えば「よりよい地域づくり」です。そんなしあわせな暮らしを育て守り維持してゆくために行政サービスはあるのです。しかし社会を取り巻く状況は、一昔前の高度成長時代と違い、国そのものの財…

責任ある市民としてプロ意識を持つ(4)

NPO

■社会資本整備を協働で行うために 社会資本整備を協働で行うことは、まだまだ一般的であるとは言えません。無理もありません、今までの高度成長期であれば、そこまで考えなくても予算にも余裕があり、大盤振る舞いも可能であったからです。しかし近年、実験…

責任ある市民としてプロ意識を持つ(3)

NPO

■補完性の原理を考える 昨日は防災のまちづくりを考える時に、協働の視点が不可欠という話をしました。地震や津波は、市や県や学校や町内会や社協や建築土木業界や観光業界や消防、そんな人間が決めた区分に関わりなくたち起こる脅威であると。だからみんな…

鳥羽で協働で防災を社協で

昨晩は、防災、地震、津波のこと、防災ボランティアの若き重鎮Y氏と一緒に鳥羽の社会福祉協議会で、「鳥羽で協働で防災を社協で」という事業の企画立案参加のデザイン会議に行ってきました、といっても、僕とY氏と担当の方の三人なんですが。ほとんどツーカ…

責任ある市民としてプロ意識を持つ(2)

NPO

■協働のまちづくりってどんなこと? 昨今、行政と住民の、協働のまちづくりという言葉をよく耳にします。協働とはどういうことを言うのでしょうか?、それは、 『目的(ゴール)を共有し、そのプロセスにおいて、それぞれの特性を生かして役割を分担し、それぞ…

地震に強いまちには、「協働」が不可欠

年度末の多忙にかまけて、ずいぶん間が空きました。 地震に強いまちにするために、というところから、少し書いてみたいと思います。地震に強いまちにする第一歩は、今、どれくらい地震に強いまちであるか、を掛け値なしに認識するところから始まります。まず…